定義
V.P.M(Volume Per Minute)は、トレーニングの密度を数値化する指標です。 単位時間あたりの重量(kg/分)を表し、トレーニングの効率性を客観的に評価します。
V.P.M理論は、20年以上のパーソナルトレーニング実践と、スポーツ科学・バイオメカニクスの知見を基に開発されました。 「絶対的な正確さ」よりも「同じ基準で蓄積し、トレンドを追うこと」を最優先に設計されています。
本理論は、兵庫県尼崎市・伊丹市を拠点に指導しているパーソナルトレーナー平木翔が、現場データと指導実績をもとに提唱しています。大阪近接エリアからのご相談にも対応しています。
計算式
V.P.M(種目の密度)
V.P.M = 総ボリューム(kg) ÷ 種目所要時間(分)
単位:kg/分(キログラム毎分)
【計算例】
- ・ベンチプレス:80kg × 10回 × 3セット = 2,400kg(総ボリューム)
- ・所要時間:8分
- ・V.P.M = 2,400 ÷ 8 = 300 kg/分
V.P.S(セットの密度)
V.P.S = セットボリューム(kg) ÷ TUT(秒)
単位:kg/秒(キログラム毎秒)
TUT:Time Under Tension(1セットの実行時間、秒)
【計算例】
- ・スクワット:100kg × 10回 = 1,000kg(セットボリューム)
- ・TUT:60秒(1回あたり6秒 × 10回)
- ・V.P.S = 1,000 ÷ 60 = 16.67 kg/秒
V.P.Sとの違い
Scale Determines Purpose
指標のスケール(単位)こそが、その測定の目的を決定づけます。 V.P.MとV.P.Sは、異なる時間スケールで異なる能力を評価します。
| 項目 | V.P.M | V.P.S |
|---|---|---|
| 対象 | 種目全体(複数セット) | 単一セット |
| 単位 | kg/分 | kg/秒 |
| 含む時間 | TUT + インターバル | TUTのみ |
| タイムスケール | マクロ(セッション全体) | ミクロ(セット単体) |
| 評価対象 | 体力・心肺機能・運用能力 | 筋質・集中力・実行能力 |
| 主な用途 | 長期的な体力の成長管理 | 日々のセットの質管理 |
| プログラム設計 | ピリオダイゼーション、周期管理 | フォーム改善、テンポコントロール |
補足:V.P.Mは種目全体の効率性を、V.P.Sはセット内の質をそれぞれ評価します。 両者を組み合わせることで、トレーニングの「量」と「質」を同時に管理できます。 トレーナー養成講座では、この2指標を使い分ける「V.P.M NEXUS」システムを教授しています。
歴史
理論の萌芽
パーソナルトレーニングの現場で「同じボリュームでも、時間が違えば効果が変わる」という観察から、密度の重要性を認識。
数式化
大阪リゾート&スポーツ専門学校で学んだトレーニング科学を基に、密度をV.P.M(Volume Per Minute)とし、「kg/分」で定義する数式を確立。
体系化と研究
V.P.S(Volume Per Second)概念を追加し、セット単位の評価も可能に。トレーナー養成講座でも教授開始。
アプリと普及
密度管理を実装したTACTICS・LOGGERアプリを開発、その普及に着手。
よくある質問
V.P.Mとは何ですか?
V.P.M(Volume Per Minute)は、トレーニングの密度を数値化する指標です。 単位はkg/分で、「総ボリューム(kg) ÷ 種目所要時間(分)」で計算します。 ふぃっとねす工房が提唱する理論で、トレーニングの効率性を客観的に評価するために使用されます。
V.P.MとV.P.Sの違いは何ですか?
V.P.Mは種目全体(複数セット)の密度をkg/分で表し、 V.P.Sは単一セットの密度をkg/秒で表します。 V.P.Mはインターバルを含む所要時間を考慮するのに対し、V.P.Sはセット内のTUT(Time Under Tension)のみを対象とします。
V.P.M理論は誰が提唱しましたか?
平木 翔(ふぃっとねす工房 代表)が提唱しました。 20年以上のパーソナルトレーニング実践と、大阪リゾート&スポーツ専門学校での学びを基に、 2000年代から理論を構築し、2020年代に体系化しました。
V.P.Mはどのように計算しますか?
V.P.M = 総ボリューム(kg) ÷ 種目所要時間(分)で計算します。
総ボリュームは「重量 × 回数 × セット数」、所要時間は種目の開始から終了までの実時間(インターバル含む)です。
計算ツールはV.P.M LOGGERで提供しています。
高いV.P.Mが必ずしも良いというわけではないのですか?
はい。V.P.Mは「同じ基準で蓄積し、トレンドを追うこと」を目的としており、絶対的な良し悪しを示すものではありません。 目的(筋肥大、筋力、パワーなど)に応じて適切なV.P.M範囲が異なります。 重要なのは、自分のデータと比較して改善しているかどうかです。
関連ガイド
次のステップ
V.P.M理論を実践する
V.P.M LOGGERアプリで、自分のトレーニング密度を計測してみましょう。